2005年07月20日
カブ(蕪)
アブラ菜科の根菜、カブラともいいます。
カブの成分は大根とよく似ています。ブドウ糖、果糖により特有の甘味があります。カブの根の部分にはジアスターゼ(でんぷん分解酵素のアミラーゼ)とビタミンCを豊富に含んでいます。ビタミンCは皮の部分に多く含まれていますので、なるべく皮ごと利用することをおすすめします。
カブには利尿、咳止め、血圧を下げる効果があるとされています。カブの煮物は胃潰瘍の時に適し、食欲不振におろし汁を盃2〜3杯飲むと効果があります。
カブの葉にも大根の葉と同様に各種ビタミン、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。特にカルシウムは牛乳の2倍以上も含まれています。カルシウムには骨や歯を丈夫にし、イライラを鎮める働きがあります。
ビタミンAやカロチンは風邪などの感染症に対する抵抗力をつけますので、上手に利用して下さい。
来歴
日本の野菜のなかで、最も古く、大根よりも古いようです。春の七草のひとつ「なずな」はカブのことです。8世紀以前に中国から渡来、『古事記』『日本書記』にも記述されています。
品種も多く、日本全国それぞれの土地に合った品種ができ、80種以上あるといわれています。京都の聖護院カブが千枚漬けとして有名です。
効用・効果
(1)腹痛 (2)食欲不振 (3) 声がれ (4)咳に (5)胃腸の調子をととのえる
用い方
○腹痛、食欲不振 カブのおろし汁を盃2〜3杯飲む
○声がれ カブのおろし汁を飲む
○咳 カブのおろし汁に甘味を加えたお湯を加えて
○胃腸の調子をととのえる やわらかく煮て
カブは大根より甘味がありますので、サラダ、酢の物、漬物又は煮物にも幅広く使えます。味もつきやすく、火の通りも早いので短時間の料理に向きます。
葉は捨てずに、つけ物やみそ汁の具として利用して下さい。また、果物とカブ・葉をジュースにして飲むと吹き出物や、はれものにも効果があります。
2005年07月20日 15:22